バッチテストにチャレンジしよう!
2025/11/08
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スキーをこよなく愛するサラリーマンスキーヤーです。オンシーズンは週末限定でインストラクターを承っています(就学前のお子さんから80代のシニアまで)。全日本スキー連盟のメソッドに基づいた正しい指導を心がけています。レッスン終了後のお客様の笑顔を見る瞬間が至福です。より多くの人にスキーの楽しさを伝える事が私の夢です。
「どんな斜面でも楽しく自由に滑る」
このブログでは、第1章から第5章までを通じて、「どんな斜面でも楽しく自由に滑る」というコンセプトのもと、バッチテスト1級レベルの技術をお伝えしてきました。
スキー1級は“上級者”の証
スキーのバッチテスト1級に合格するということは、**「スキー上級者になった証」**です。技術レベルが上がることで、どんな斜面でも思いのままに滑れるようになり、爽快感・満足感・達成感・充実感が一段と増していきます。
正しい技術が、長く滑る力になる
正しい技術を身につけることで、体への負担が減り、より長い期間スキーを楽しめるようになります。まさに「生涯スポーツ」としてのスキーを手に入れつつあります。
次のステップは、あなたの力試し
あなたの人生は、スキーを通じて少しずつ変わっています。ここまで積み重ねてきた技術、どこまで成長しているでしょうか?今こそ、自分の力を確かめるとき。バッチテストにチャレンジして、あなたの滑りを証明しましょう!
3級へのチャレンジ
まずはここから!3級に挑戦
3級のバッチテストは「講習内検定」!スキースクールの講師(検定員)のもとで、受験種目の説明を受けながら実際に滑り、講師が基準をチェックします。1級・2級のように緊張感のある会場での検定ではないので、リラックスして受験できるのがポイントです✨
ステップアップの確認にも最適
「1級を目指して練習しているけど、今の技術で大丈夫かな?」そんな方にも、3級受験はおすすめ。
基礎パラレルターンがしっかり身についているか、自分の滑りを客観的にチェックする良い機会になります。
バッチテスト3級の検定種目
級の検定は、以下の2種目で構成されています👇

💡 ワンポイントアドバイス
受験前には、実際に検定が行われるスキー場の「似た斜面」をしっかり滑り込んでおくのがおすすめです。落ち着いた気持ちで臨めば、きっと結果はついてきます!
元SAJナショナルデモの栗山太樹さんの3級種目の模範演技をYoutubeのリンクを掲載しました。受験前にお手本のイメージを叩き込んでおくと良いでしょう。
2級へのチャレンジ
2級は“自由に滑る”ための登竜門!
バッチテスト2級は、「どんな斜面でも楽しく自由に滑る」ための基礎技術が完成しているかを確認する関門です。検定会場にはギャラリーも多く、3名の審査員があなたの滑りをジャッジします。ちょっと緊張するかもしれませんが、1級受験の予行演習と思って気楽にチャレンジしましょう!✨
バッチテスト2級の検定種目
2級の検定は、以下の3種目で構成されています👇

検定バーン(コース)は、当日のゲレンデ状況を見て主任検定員が決定します。
合格のポイント
私が検定員として見ている合格レベルの基準は、自らの意思でスピードとターン弧をコントロールできること。外的な要因(斜面の荒れ・雪質など)に左右されず、安定して滑り切れることが大切です。
💡 検定に向けてのアドバイス
受験前には、実際に検定が行われるスキー場の似た斜面でしっかり滑り込んでおくことをおすすめします。滑走感覚を身体に染み込ませておくことで、本番でも落ち着いて自分の力を発揮できます!
1級へのチャレンジ
最終関門 バッチテスト1級に挑戦!
ここが、あなたの努力の集大成。これまで積み上げてきた基礎技術のすべてを解き放つ瞬間です! 審査員3名の前で、自信をもって滑りましょう。「これが自分の滑りだ!」という意気込みで挑戦すれば、必ずあなたのスキー人生の大きな節目になります。
バッチテスト1級の検定種目
級は、以下の4種目で構成されています👇

検定バーンは、当日のゲレンデ状況を見て主任検定員が最終決定します。
合格のポイント
私が検定員として見る合格基準は、以下の2点です。
✅ スピード感を持った安定した滑り
✅ ターン切り替えから舵取りまで、左右のスキーが平行であること
単に「速く滑る」だけでなく、スムーズでリズミカルな滑りの中に「技術の正確さ」が光ること。これが上級者としての証です。
💡 検定前のアドバイス
本番では、緊張よりも「楽しむ気持ち」が大切!検定バーンに似た条件の斜面を事前に何度も滑り込み、身体にコースの感覚を刻み込んでおきましょう。努力を積み重ねてきたあなたなら大丈夫。いざ、1級の舞台へ!自分史上最高の滑りを魅せましょう!
バッチテスト本番の前には、今まで積み重ねたことをベースに以下を実施して下さい。
✅ 検定種目が何を求められているかをもう一度整理
第1章で説明した検定種目で検定員が何を求めているかを今一度振り返って見ましょう。理解を確実にすることで検定員に「分かってるな」と良い印象を与えます。
✅ 自分の理想の滑りをイメージする
検定種目の内容を再度理解したら、自分の理想とする滑りを頭のなかでイメージして下さい。休憩時間や睡眠前などに理想の滑りのイメージトレーニングを繰り返して下さい。頭の中に焼き付くまで繰り返すことで滑りに迷いが無くなります。
✅ 自分の滑りをビデオ撮影する
理想の滑りをイメージして実際に雪上で滑って見ましょう。自身の滑りを仲間にビデオ撮影して貰いましょう。
✅ 自分のイメージする滑りと実際の滑りのギャップを受け止める
理想のイメージしたとおりに実際滑れているか動画(ビデオ)で確認してみましょう。ギャップがある場合はどこが問題なのかを自分自身で受け止めましょう。
✅ 受け止めたギャップを中心に練習する
ビデオ撮影をみて受け止めたギャップ(課題)がなくなるように意識して練習しましょう。
✅ 事前講習を受けて講師の指摘を受け止める
スキー学校で事前講習を受講し講師の指摘内容も滑りにフィードバックをかけましょう。
✅ 理想の滑りをイメージし検定会当日までギャップがなくなるように練習する
理想の滑りに限りなく近づけるように繰り返し練習をつづけましょう。
ここまでステップを積み重ねてくると不安は限りなく無くなって、自信を持って検定会に挑むことができると思います。
テスト直前チェックリスト
本番前にやるべきことを整理して、万全の状態で挑みましょう!積み重ねてきた努力を「結果」に変えるための最終ステップです💪
✅ 検定種目の目的を再確認
第1章で学んだ「検定員が何を見ているのか」をもう一度振り返りましょう。求められているポイントを理解しているだけで、検定員に「この人、分かってるな」と良い印象を与えられます。
✅ 理想の滑りをイメージする
検定内容を理解したら、自分の“理想の滑り”を頭の中で何度も描いてください。休憩時間や寝る前のイメージトレーニングが効果的です。頭の中で滑りを再現できるほどイメージが固まれば、本番で迷いがなくなります。
✅ 自分の滑りを撮影する
実際に雪上で滑り、仲間に撮影してもらいましょう。映像で見ることで、自分の滑りを客観的に分析できます。
✅ イメージと現実のギャップを受け止める
動画を見ながら、理想との違いを冷静にチェック。「どこがズレているのか?」を正確に把握することが大切です。
✅ ギャップを中心に練習する
課題が見つかったら、そこにフォーカスして練習!“弱点を強みに変える”意識で取り組みましょう。
✅ 事前講習で講師のアドバイスを吸収
スキー学校の講習を受けて、現場のプロの意見を取り入れましょう。第三者の目線は、自己流では気づけない改善点を教えてくれます。
✅ 理想の滑りを完成させる
ギャップが埋まるまで、理想の滑りを繰り返しイメージ&練習。「これが自分の滑りだ!」と自信を持てるまで磨き上げてください。ここまでやりきれば、不安はほとんど消えます。残るのは “自信”と“ワクワク”だけ!最高のコンディションで、検定会に挑みましょう🔥
スキーがくれた“出会い”と“楽しさ”
「どんな斜面も自由に楽しく滑る!」その想いで、SAJ1級合格を目指してスキルアップを重ねてきましたね。練習を重ねるなかで、ゲレンデで出会った仲間、スキー学校のインストラクター、食堂のおばちゃん──たくさんの“人との出会い”があったはずです。スキーを通じて得られるのは、技術の上達だけではありません。人とのつながり、上達したときの達成感、新しいスキー場との出会いなど、スキーの楽しさはどんどん広がっていきます。スキーは「生涯スポーツ」。体が動く限り、いつまでも楽しみ続けられます⛷️これからも、スキーで出会った素敵な仲間たちと、笑顔いっぱいのスキーライフを送ってください。✨それでは皆さん──今日も最高のスキーライフを!

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スキーをこよなく愛するサラリーマンスキーヤーです。オンシーズンは週末限定でインストラクターを承っています(就学前のお子さんから80代のシニアまで)。全日本スキー連盟のメソッドに基づいた正しい指導を心がけています。レッスン終了後のお客様の笑顔を見る瞬間が至福です。より多くの人にスキーの楽しさを伝える事が私の夢です。